伸栄館オリジナル池月粕取り焼酎

2021年春発売予定!!

※詳細は随時更新していきます

落合酒造さんから「池月」酒粕焼酎のサンプルが届きました!

 みなさんこんにちは!早速ですが、昨日に落合酒造さんから「池月」酒粕焼酎のサンプルが届きました。届いたのは加水していない原酒37.9%100㎖と加水した25.3%100㎖の二種類です。

 味の感想ですが、まず原酒の37.9%のサンプルはパンチがすごく強く焼酎らしいお酒になっていると思います。かすかに「池月」の香りがしてマニアの方や、お酒が強い方にオススメしたい一品です!そして25.3%のサンプルですが、こっちは逆にいい意味で焼酎らしくないといいますか「池月」を強く感じられる味となっています。鼻から抜ける柔らかい感じは、焼酎を飲んだことのない人が好きになるきっかけとなるお酒になっていると思います。

 【蔵元さんからです】

 清酒風の香りが芳醇で味わいも上品だと思います。敏感な方は青臭いアルデヒト臭を感じるかもしれません。もう少し寝かせると味わいに奥行きとコクが出ると思います。

 

とても楽しみですよね。伸栄館では今「池月」酒粕焼酎の名前とラベルのデザインを考えているところです!予約表を作り次第予約開始とさせていただきますのでその都度ご報告させていただきます!

 皆さんは粕取り焼酎という焼酎をご存知ですか?粕取り焼酎とは簡単に言うと酒粕を原料とした焼酎のことです。酒粕とは日本酒を造る過程のひとつである醪(もろみ)というドロドロした液体を強い圧力をかけてしぼることによって残る白色の固形物のことです。酒粕には8%~10%のアルコールが含まれており、栄養価もとても高い食材とされています。

粕取り焼酎を作るきっかけ

 

酒粕から何かできないか?漬物、粕汁、甘酒以外に何かできないか?色んな方にも聞いていました。そう思っていた矢先、宮崎県の蔵元の酒粕焼酎を飲む機会がありました。飲んだ瞬間にこれだ!と思いました。熟成から得られた上品な舌触りは少し衝撃的でした。そうだ池月の粕を使い焼酎にしてみよう!「この蔵」の粕を「この蔵」で焼酎にすると思い立ちました。

早速、中能登の鳥屋酒造の川合社長に「こんなことを思っているんですが、いかが思われますか?」と投げかけてみたところ「いいですね!」のお返事を頂きました。そしてすぐに宮崎県の落合酒造場の落合社長に「仕込んで頂けますでしょうか?」の急な依頼に「分かりました」「やりましょう!」の力強い一言を頂き商品にしようと決心を致しました。

現在の進捗状況

 

   

経過報告

2020年3月6日(金)

鳥屋酒造で醸された池月の純米酒の酒粕1tを貨物列車で宮崎県の落合酒造場まで運搬。

 

2020年3月9日(月)

粕が宮崎県 落合酒造場に着。蔵では酒粕の到着に合わせ1次仕込みが進んでいた。

 

2020年3月18日(水)

蒸留日。総量1235L アルコール度数37.9度が出来上がる。今後は約1年間の熟成をへて瓶詰めを行う予定

 

2020年9月2日

濾過。 蒸留後5か月と15日

 

 まだガス臭のせいではっきりとは感じ取れないが清酒風の香りがあり甘みのある感じに仕上がった。 今後ガスが抜けていくにしたがって、酒粕由来の香りが表面に出てくると思われます。と落合社長から連絡を頂く。

【鳥屋酒造から酒粕が出荷されました】

川井杜氏をはじめたくさんの方々に積み込みを手伝っていただきました!

宮崎県 落合酒造場に酒粕が到着



粕取り焼酎に種類はあるの?

  粕取り焼酎には正調粕取り焼酎と吟醸粕取り焼酎の二種類があります。この二つの焼酎は全く味や風味が違うものとなります。まず正調粕取り焼酎は酒粕ともみ殻(もみ米の外側の皮の部分)を混ぜて蒸留した焼酎でもみ殻の独特の香りや風味が強く感じられるのが特徴です。飲み応えがありクセのある焼酎ですが好きな人にはたまらない焼酎になると思います。一方で吟醸粕取り焼酎はというと酒粕・酵母・水を加えて再発酵させてから蒸留して造られる焼酎です。吟醸という名前がついているように吟醸香がそのまま残り、日本酒に近い味わいとなっているため飲みやすい焼酎になっています。