だから池月 第23号

池月バンザイ

池月は私の友だち 中でも「みなも」が一押し

 「お酒は、美味しい料理とともに好きな人と楽しいお話をしながら飲むのが大好きです。」と話してくれたのは、看護師として医療の現場で日々活躍する福田勇希さん。「池月」との出会いやお酒の味わい要望など思いのままお話」してもらった。

日本酒や池月との出会いについてお聞かせください。

福田:大学生(20歳)の時に、友人が日本酒を飲んでいるところを一緒に飲み始めたのがきっかけです。最初は度数(アルコール分)が高くて飲みにくいなって思うこともありましたが、友人と何度も飲んでいくうちにハマってしまい、今では宅飲みするまでになりました。また、日本酒のイベントにはできる限り参加するようになりました。

 「池月」は友人と片町で入ったお店に「みなもにうかぶ月」があり、そのお店で初めて飲みました。すごく美味しくてついつい飲みすぎて記憶を飛ばし名前(池月)を思い出せず、後日またお店に行き名前を確認しました(笑)

そんなにひかれた理由はなんですか。

福田:本当に美味しいお酒です。日本酒が好きな人はもちろん、苦手という人にでも勧めたい一押しのお酒です。”池月最高”です。特に、「みなもにうかぶ月」はとてもスッキリして飲みやすく女性には優しいお酒です。ラベルデザインもシンプルでいいですね。

池月の欠点はありますか。

福田:あります、あります。飲みすぎちゃうところ。料理やあてなど選ばずについつい手が出てしまう、悪~いお酒です。(笑)あとは、買えるお店が少なく気軽に買えないところかな。それも付加価値なんですが、、、せめて売っているお店の情報があればうれしいです。

宅飲みされるとのことですが、基本は外で飲むことが多いですか。

福田:友達と飲むお酒は味わい以上に美味しく感じますから基本は外が多いですね。「池月」を目当てに飲みに行きたいけど、どのお店においているかわからないから、入ったお店でたまたま「池月」があると必ず飲みます。自宅では家族と一緒に飲むことがほとんどです。

お酒を飲む頻度はどれくらいですか。

福田:最近は、月に一回くらいですね。お酒は誰かと楽しいお話をしながら飲みたいのですが、仕事柄時間がなかなか合わないことも多くて行けないですね。外では大体日本酒をいただいています。

日本酒の中で好きなタイプってありますか。

福田:大吟醸酒ばかり飲んでいた時期もありましたが、最近は純米吟醸酒も結構飲みます。舌がしびれるようなのは苦手ですね。味わいがあるというか、甘くてスッキリしているのが好きです。これまで、純米酒や本醸造酒、普通酒は選ぶことがなかったのですが、飲み比べる機会があれば、そこでそれらのお酒のイメージがどんなものかをみつけたいなぁって思ったりします。

最後になりますが、「池月」に期待することや要望がありましたらお聞かせください。

福田:近所(内灘町)でも購入できるお店があれば嬉しいです。あと、池月のお酒の飲み比べができる会があれば、是非とも参加したいです。また、サケマルシュの特集で(特集)クラビズムに紹介された時に「池月」をみて、自分の好きなお酒が認められているという感じがしてうれしい反面、いろんな人に知られてしまうのかぁ~と思うと寂しい気持ちにもなりました。これって、もうファンですよね(笑)。

インタビュアー 庄田酒販

三代目 庄田 佑斗

川井杜氏のコラム⑨

 みなさんこんにちは。気温も下がり、ずいぶんと過ごしやすくなったことかと思います。

 涼しくなったということは、いよいよ酒造りシーズンです。ここ「池月」でも、去る10月25日に蔵人が全員集合し、まずは新酒「本醸造うすにごり」の発売に向け、着々と作業が進行しています。お楽しみにお待ちください!

 さて、コラムも今年の最終回、「酵母」の三回目です。今までのコラムで「酵母」がどういうものかを説明してきましたが、その「酵母」にはいろいろな種類が存在します。そして各種酒

造りにも、それぞれの酒を醸すのに特化した酵母を使用します。たとえば「ワイン酵母」はブドウ果汁のアルコール発酵に適しており、また「ワイン」の醸造では、安全醸造と酸化防止のために「亜硫酸塩」というものを添加します。そのため、「亜硫酸耐性」という特性を持っています。

Rめ、これらの耐性を有しています。

 さて、いよいよ「清酒酵母」ですが、この「清酒酵母」は、他の醸造酒では類を見ない高濃度(約20%)のアルコールを造る能力を備えているのが特徴です。「焼酎酵母」とは違い、アルコール発酵がじっくり進む低温発酵に適しています。その「清酒酵母」もいろいろ種類があり、それぞれ生成される味や香りが違うのはもちろん、発行の強さやアルコール耐性度、はたまた増殖の速さが違ったり多種多様です。代表的なもので、日本醸造協会が頒布している「きょうかい酵母」(7号や1801号など、これまた種類が多い。)

や、民間のバイオ関連会社からも「酵母」は数多く販売されています。また、酒造会社によっては、自分の蔵内で酵母を採取、培養して「蔵付き酵母」として使用しているところもあります。おもしろそうですね!それら幾多ある「酵母」の中から自分の蔵に一番合ったものを選び使用しているのです。それぞれの蔵で造られるお酒の味が違うのも納得ですね。

 さて、本コラムの再開はまた来年です。がんばってまたよい酒を造ります!皆さんお元気で!

川井大樹 杜氏